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石膏ボードアンカーで固定して良い物と絶対にしてはいけない物。アレは絶対にボードアンカーで固定したらダメですよ。

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「壁にネジを打ってもグズグズして抜けるんです」というそこのあなた!

はい、その通りですね。

今回はDIYで上手に壁に物を固定する方法をご説明します。

一般の住宅、昔みたいにどこにでもビスは効かないのですよー。

現代住宅の室内壁は石膏ボード!燃えないから良いけど、実は色々面倒なのです。

皆様のご自宅、一戸建てでしょうか?それともマンション?

ご自宅の室内側の壁、多分壁紙が貼ってあると思いますが・・・。

壁紙の下の素材は何かご存知でしょうか?

・・・そう、石膏ボードですね。

この石膏ボード、読んで字の如く「石膏」を固めて作った板なのですが・・・。

結構メリットとデメリットがハッキリ分かれる建材なのです。

まずメリットは・・・。

燃えない
・比較的安価
・壁紙を貼る時にアクが出たりしない
・加工は比較的しやすい

次にデメリット・・・。

・比較的もろい
ビスが効かない
加工する時に粉塵が出る
・水に弱い

一番のメリットは「不燃材」という事です。

石膏は無機物なので、火が当たっても出火したり焼け落ちたりはしません。

不燃材で室内を覆う事で、万が一火事になったときに延焼を防ぐ効果があります。

ただし、加工する時にその粉が大量に舞います。

室内で石膏ボードを切るときには必ず集塵機を充てながら加工しないと、部屋中粉まみれになります。

もっとも小麦粉みたいに粉塵爆発の原因にはならないので、その点はご安心ください。

そして粉の集まりなのでビスは一切効きません。

室内の石膏ボードにビスを打ったことのある人は分かると思うのですが、石膏ボード自体にビスの保持力は無いので、何か重い物を取り付けようするとすぐにビスはユルユルになります。

石膏ボード自体を木や鉄骨に固定する専用のビスは有りますが、ボード自身に何かを固定する時は必ず「ボードアンカー」を使用します。

※参考写真です。

上の写真のようなボードアンカーの場合、比較的軽い物の固定に使用します。

たまーにこの手のアンカーでエアコンのベースプレートを付けているエアコン屋さんが居ますが・・・。

重たい室内機はダメですよ。

エアコンのベースプレートを固定するのに向いているのは「トグラー」というボードアンカーになります。

もしくはエアコン施工専用のボードアンカーを使用します。

※トグラーはこういうアンカーです。

ただエアコンの場合はどこかしらで木下地にビスが当たることが多いので、全てボードアンカーで持たせるのはマンションぐらいでしょうか?

もっとも、最近のエアコン用ボードアンカー、正しい施工をすれば1か所当たり60kg以上耐えられるので、ボードアンカーだけでも大丈夫です。
※あくまで説明書通りの施工をした場合です。

では・・・。

全てボードアンカー施工でも大丈夫なのでしょうか?

いやいや・・・、それなら現場は楽なのですけどね・・・。

手すりのような瞬間的に大きな加重が掛かる物は下地必須!絶対にアンカー施工はやめて下さいね。

じゃあ石膏ボードに重量物を取り付けたりするのは全部アンカーでOK?となると思うのですが、アンカー固定が出来る物って「瞬間的に大きな力が掛からない物」なのです。

重い物の代表例はエアコンですが、キッチンの吊戸棚等は絶対にアンカーで固定しないんです。

なぜか・・・?

それは・・・。

使用時に瞬間的に大きな力が掛かるからですね。

最近のエアコン、大きなものは重量が14kg~ぐらいあるのですが、あれは一度取り付けてしまえば手で押したり引っ張ったりしませんよね。

基本的には「固定したら動かさない物」はアンカー取り付けOKです。

洗面台のミラー等も業者さんによってはアンカーで留めていたりもしますが、2025年現在はほぼ「下地を先行して作って下さい」という施工説明書が同封されています。

キッチンの吊戸棚はそれ自体がかなりの重量が掛かりますし、収納物の出し入れで重さの変化があります。

石膏ボードアンカーを入れても日々の使用における振動で、アンカー周りのボードが徐々にダメージが蓄積されますからね。

そして、ボードアンカーで絶対に固定してはいけない物の代表格が手すりです。

写真のようなトイレの手すりや、介護用の廊下の手すり。

これらは絶対に下地板を造作して取り付けないとダメです。

一部例外的に「手すりにも使えるボードアンカー」は有りますが、あれは条件が揃っていないと使えない物なので割愛します。

そう、手すりだけは絶対に下地板必須です!

こんな感じに石膏ボードを剥がして、下に板を入れてあげます。

手すりを取り付けるだけ・・・でも結構建築の知識は必須なのです。

下地が必要な取り付けになると、そこそこ色々な工事が絡んできます。

そういう時にはまずは見積もりをお勧めします。

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