夏の暑さや冬の寒さ、窓から60%近く出入りしています。
私、本業はリフォーム屋さんなのですが・・・。
真冬の時期と真夏の時期、一番多くなる問い合わせは「窓からの暑さ寒さをどうにかしたい」なんですよね。
そう、窓の断熱は非常に大事なのです!
私の自宅も窓断熱はしっかり対策しております。
・・・なんせ築20年の家なので、今ほど断熱がしっかりしていないんですよ。
今回は窓の断熱の重要性を改めて書いていきます。
夏暑くて冬寒い日本の住宅事情をどうにかしたい!
始めまーす。
アルミサッシが諸悪の根源だけど、色々事情があってなかなかやめられないのですよ。
日本の住宅がなかなか冬に温かく、夏涼しくならない理由。
ここ20年ぐらいに建てられた家、壁の断熱は必要最低限は入っているんです。
問題は窓です。
窓の断熱性能が絶望的なのです。
日本の戸建て住宅のほとんどの窓、アルミサッシですよね。
あ、東北や北海道の新築住宅は除きますよ。
東北以南の戸建て住宅、ほとんどのサッシのフレームはアルミです。
一部高級仕様のハウスメーカーさんやビルダーさんが樹脂サッシを採用していますが、日本のサッシメーカーは基本はアルミサッシなんですよね。
これ、なぜなんでしょうね?
私も良く分からないのですが、とにかくアルミサッシを捨てられない国なんですよ。
多分色々な大人の事情が絡んでいるんだと思います。
昭和40年代の「断熱?ナニソレ?」という時代を延々と引きずっているとしか思えないんです。
先進国でアルミサッシを使っている国なんて日本ぐらいです。
欧米は基本的には樹脂サッシが標準なんですよ。
アルミの断熱性能ってほとんど無いので外気温をそのまま室内に伝えてしまうんですよね。
ちなみにペアガラスのサッシで、フレームがアルミサッシの物の断熱性能はほぼ無いと思ってもらって結構です。
アルミサッシの暑さや寒さがガラスに伝わってしまうので、結果断熱効果は阻害されています。
では、窓のリフォームをする時にどうしたら良いか?
窓サッシその物の交換?
それとも内窓を付ける?
いや、窓サッシその物の交換は正直お勧めしません。
費用対効果が悪すぎます。
何故窓サッシその物の交換は費用対効果が悪すぎるのか?
次の章でご説明します。
窓サッシその物を交換すると1窓当たり**万円!内窓なら半分以下!
せっかく窓のリフォームをするならなるべく費用対効果が高い物が良い!
分かります。
私もそう考えます。
窓の断熱を考えるのであれば、基本的には内窓をお勧めします。
今の窓は残して、室内側に樹脂サッシの窓を付ける内窓が断熱効果と費用対効果が最高です。
YKKさんなら「プラマード」、LIXILさんなら「インプラス」ですね。
実はもう一社の大信工業さんの内窓の方が性能が良いのですが、今回は割愛します。
※近い内に記事にします。
今ある窓の内側に新しく窓を付けるので、工賃もほどほどです。
基本的に内窓の枠を既存の窓枠に付けるだけなので、工賃は1窓10,000円~ぐらいです。
商品の価格は窓のサイズによっても違いますが、プラマード、インプラス共に大体カタログ価格の40%~45%引きぐらいが相場になります。
内窓に使うガラスは基本的にはペアガラスのLow-Eタイプです。
あ、Low-Eというのは、ガラスに遮熱加工がされた物になります。
今は国の補助金の絡みもあって、基本は「Low-Eガラス」になります。
そして断熱の具合は本当に素晴らしいの一言!
窓からの暑さ、寒さはほとんど感じないレベルになります。
次にサッシ交換ですが・・・。
これが非常にお高くなります。
サッシ交換をする場合、現状のサッシからのグレードアップが基本になるので、「樹脂サッシ+トリプルガラス」になります。
しかし、この組み合わせは非常に高い!
工賃含めると1窓で30万円なんてざらです。
それでいて、肝心の断熱性能は内窓と同程度です。
最初から付いている窓がペアガラスの場合、内窓にLow-Eのペアガラスを採用すればガラスは4枚ですからね。
トリプルガラスのサッシに交換するより内窓を足した方が効果は高くなります。
平均的な価格ですが、やはり内窓を取り付ける価格の倍は見て欲しいです・・・。
内窓の取り付けやサッシの入れ替えは施工店選びがかなり重要!
そして最後になりますが・・・。
内窓やサッシの入れ替えをする場合、実は施工店によってかなり金額差が出ます。
何社か相見積もりを取る必要があるのですが、1社ずつ見積もり依頼を出すのもちょっと大変ですよね。
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