私、本業はリフォーム屋さんなのですけどね。
たまに現場でとんでもないこと聞かれるのです。
「うちのコンセントさぁ、なんか差し込みが緩いから材料買って着て自分で交換したよ!案外簡単だね!」

・・・お、おぅ・・・(;´∀`)
はい、私もなかなかその場では優しくしか言えないのですが・・・。
「電気工事師の資格がないと、コンセントは替えちゃダメですよ・・・」と。
でも、私が親切心からお客様に忠告すると、大体こう言われるんです。
「いやいや、そんなに大したことじゃないから!はっはっは!」
それ、本当に「大したことじゃない」のですかね?
コンセントをいじるのになぜ資格がいるか考えた事ありますか?
今回は「そんなに簡単にコンセントをいじったらダメよー」というお話です。
あ、今回の記事は資格を持っている人がこの記事を読んで「あぁ、こういう感じでやれば良いんだ」みたいな事は一切書いてありませんので・・・。
コンセントを増やしたりコンセントを交換したりは資格が要ります。
まず再度の確認です。
日本は法律で電気工事を行うには「電気工事士」という資格が必要になっています。
ちょっとしたビルなどの高電圧を扱うためには「第一種電気工事士」という資格。
一般家庭での電気工事の資格は「第二種電気工事士」という資格が必要になります。
電圧の強さによって資格が分けられています。
この上に「電気主任技術者」という資格もあるのですが、大規模施設やプラントの電気を扱う仕事に必要な資格なので今回は割愛します。
つまり、家庭内の電気関係をちょっといじる場合でも必ず資格が必要になるのです。
この場合の「ちょっと」はコンセント交換したり、照明のスイッチを交換したり、直結で結ばれている照明器具を交換したり・・・。

全部ダメですよ、資格の無い人は触っちゃ駄目!
私のブログ記事では「ダメ!絶対!」という説明しかしません。
では、なぜ無資格の人が触っちゃダメなのかを次の章でご説明します。
電気工事の不具合で何が起こるか?最悪は出火して火災になります。
電気工事にしろ、水道工事にしろ、なぜ資格制にしているのか?
水道なら漏水事故の危険性があるから駄目!なのは分かりますが・・・。
電気工事に資格が必要な理由は、ズバリ「電気火災が怖いから」です。
多少のミスなら分電盤のブレーカーが落ちるだけで済みますが、それ以上のミスだとあっという間に出火します。
電気火災って物凄く怖くて、素人が水を使っての消火作業は出来ません。
水って電気を通すので、感電の恐れもありますし、水が掛かったことでそこから更なる出火も起こります。
出火したコンセントに水なんか掛けたら、さらに火が出ますからね。
コンセントやスイッチの交換、資格が無い人が万が一間違えたやり方で施工してしまい出火なんかすると・・・。
取り返しのつかないことになります。
なので絶対に無資格での電気工事はしないようにしてくださいね。
電機関連の工事が必要になる場合は必ず業者さんに依頼をお願い致します。

※写真はイメージです。
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くれぐれも電気工事のDIYはやめて下さいねー!