皆さんは入浴剤好きですか?
・・・私は好きです(*´▽`*)
でも、入浴剤とガス給湯器の追い炊き機能ってあまり相性が良くないって知ってます?
ガス給湯器の追い炊き配管と入浴剤は結構綿密な関係があるのです。
今回はガス給湯器の追い炊き機能と入浴剤の関係を解説します。
この物価高の昨今、給湯器の買い替えは少しでも長くしたいですからね・・・。
給湯器の追い炊き配管は〇〇が大敵!要注意です。
ご自宅の給湯器と浴槽はどのようなタイプでしょうか?
戸建て住宅の方のほとんどは下の写真のような「循環口」が浴槽内に付いていて、給湯器の「自動ボタン」を押すと「循環口」からお湯がドバーっと出てきて勝手にお湯を張ってくれると思います。

この循環口、読んで字の如く「お湯を循環」するのです。
ガス給湯器、「追い炊き付き給湯器」と「給湯機能のみ」の給湯器に分かれるのですが、今回の場合は「追い炊き付き給湯器」になります。
「追い炊き」ボタンを押すと、循環口から浴槽内のお湯を吸い込んで追い炊き用の配管経路で温められて浴槽に再度戻ります。
この時、お湯の中に入浴剤が溶けていると、入浴剤を給湯器の追い炊き経路に吸い込んでしまいます。
そう、追い炊き経路に入浴剤成分が入ってしまうのです。
そうするとどうなるか?
場合によっては追い炊き経路が詰まったり、入浴剤の成分によっては追い炊き経路に穴が開いてしまったり・・・。

もっとも、すぐにそういう不具合が出て来る訳では無いですが、徐々に不具合が蓄積されてきます。
「配管クリーン」機能を使いこなして、毎日のお湯張りを清潔に!
さて、少し話が変わるのですが・・・。
ガス給湯器の配管クリーン機能、皆さんはご存じでしょうか?
これは「フルオートタイプ」の給湯器は自動で行ってくれるのですが、ノーリツさんの「オートタイプ」の給湯器は手動でも作動させることが出来ます。
配管クリーン機能とは何かというと、浴槽へのお湯張り経路、すなわち追い炊き配管に強制的にお湯を流すことで配管内に滞留していたお湯を排出する機能です。
この機能は割と一般の人に知られていないようでして・・・。
フルオートタイプの給湯器だと、給湯器の電源が入っている状態(運転スイッチがオンの状態)でお湯を抜くと水位が循環口を下回った時に作動します。
お湯を抜きつつ、滞留している追い炊き配管のお湯を抜いてくれるのです。
理論上は追い炊き配管経路内に古いお湯が残らないようになっています。
ちなみに「オートタイプ」の給湯器はこの機能は自動で作動しないので、毎日手動で作動させてください。
手動で配管クリーン機能を動作させる方法はこちらの記事に書いてあるので、併せてお読みいただけると幸いです(*’ω’*)

この機能を使えない場合は、下記の方法を使えば追い炊き配管内の古いお湯を排出出来ます。
《手動で追い炊き配管内の滞留している水を抜く方法》
①お湯張り自動ボタンをポチっとする。
②出て来る最初のお湯を流しっぱなしにする。
・・・以上です!
お湯張り自動ボタンを押して、最初の数十秒はジャーってお湯になる前の水が出て来ますね。
あの状態って配管の中に残っている水を排出している状態です。
途中「ゴポゴポ!」ってなってお湯が一度止まります。
そこからが配管内に残ったお湯が抜けた状態の新しいお湯が出てきます。
もっとも、毎回配管クリーン機能を使っているお風呂の場合はそれをしなくても大丈夫です。
それでも気になる人はお湯張り自動ボタンを押して、少し捨て水をしてからバスタブの蓋を閉めましょう。
塩分を含んだ物は基本的には追い炊き不可です。また、白く濁る入浴剤も基本は不可。そして硫黄成分を含む入浴剤も追い炊き不可です。
では、一般的な入浴剤で追い炊きをしない方が良い物は何か?
いわゆる「バスソルト」は基本的には追い炊き不可になります。

それと「バブ」に代表される発泡炭酸系の入浴剤もあまり宜しくありません。
バスクリンみたいな濁らないタイプの入浴剤は一応大丈夫ですが、長い目で見るとあまり宜しく無いですね。
基本的には入浴剤をいれたら追い炊きはあまりお勧めできませんという事です。
追い炊きに良くない入浴剤の成分は「硫黄」、「塩化ナトリウム」、「炭酸カルシウム」です。
まず硫黄ですが、これは給湯器内の銅管を痛めるため不可です。
次に塩化ナトリウム、いわゆるお塩ですね。
これも配管を痛めるので不可です。
最後に炭酸カルシウム、これは固形物なのでやはり配管の詰まりの原因になるため不可となります。
ちなみに一番ダメージが大きいのが硫黄、次に塩化ナトリウム、最後に炭酸カルシウムとなります。
バブは炭酸カルシウム成分ですね。
硫黄は草津温泉等で売っている本物の「湯の花」が代表的な硫黄成分の入浴剤です。
もっとも市販の入浴剤で硫黄成分が入っている物はあまり多く無いので、そこまで気にしなくても良いと思います。
そして気を付けないといけないのが、塩化ナトリウム成分。
いわゆる塩分です。
バスソルトが好きな方は途中で追い炊きをしないで下さい。
あれも配管の腐食の原因になります。
バスソルトを入れて入浴したい場合は、自動ボタンは切ってから入浴をお願いします。
自動ボタンが点灯した状態だと自動保温機能が働いて、お湯の温度が下がったときに自動で追い炊きされてしまうので・・・。
※自動保温機能をキャンセル設定しておけば大丈夫です。
追い炊き機能、基本的には入浴剤を入れていない状態でのご使用をお勧めします(*’ω’*)
そして最後に給湯器やお風呂のリフォームの時にお勧めしたい一括見積りサイトをご案内致します。
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