食洗機大好きおじさんのポテポテです。
私の本職はリフォーム屋さんなのですが、2024年は国内での食洗機の幅が60㎝タイプも大分選べるようになってきた元年だと思います。
食洗機に関しては相変わらず「別に要らないし・・・」と考える方が多数なのです。
私が現場でキッチンの提案をしている時に「食洗機使いますか?あると便利ですよー!」と言っても、ご年配の方は皆さん「んー、別に手洗いで十分だし、そんなに食器入らないでしょ?」とか言われることも多いんですが・・・。
んが!
いやいやいや・・・。
ジャパニーズスタンダードの45㎝幅の食洗機ならともかく、欧米で主流の60㎝幅の食洗機なら沢山入りますから!
今回はあまり見た事の無い人も多いと思われる60㎝幅の食洗機を紹介します。
キッチンリフォームをお考えの方、60㎝幅の食洗機も候補に入れてみてはいかがでしょうか?
60㎝間口の食洗機、やっぱりミーレでしょう!食器沢山入ります!
最近、パナソニックでも60㎝幅の食洗機を出して来ましたが、やはり60㎝幅の食洗機は海外製がメインです。
これ、住宅事情もあると思うんですよね。
日本のシステムキッチン、戸建ての場合だと全体の間口2m55㎝が基準になっています。
マンションだと2m40㎝が多いです。
この寸法に60㎝幅の食洗機を入れると、他の収納キャビネットの寸法が減るのでちょっと使いにくくなるんですよね。
60㎝幅の食洗機を入れるにはやはり全体の間口が2m70㎝以上のキッチンをプランニングしないと・・・。
2m55㎝のキッチンを2m70㎝にプランニングするのは、リフォームの場合だとなかなか工事個所が増えることが多いです。
キッチンが両壁の間に収まっていると、片側の壁を壊して間口を広げて・・・等色々出てきますからね。
予算が潤沢にある方はキッチンの間口を広げて60cmを入れても良いと思います。
そのぐらい食器が大量に入るのが60㎝幅の食洗機です!
ではそろそろ実物を紹介しますね。
今回はLIXILさんのリシェルという高級キッチンにビルトインされているミーレの食洗機です。
先日久しぶりにLIXILのショールームに顔を出したら、新しい展示がチラホラ・・・。
今回のミーレの食洗機もその新しい展示でした。
あ、ミーレってドイツの食洗機です。
ミーレの食洗機、20年使えるように設計しているとのこと!
パナソニックとかリンナイの食洗機は10年寿命で設計しているので実はお買い得なのでは・・・?
こちらの写真のミーレーの食洗機、価格は定価で50万円近いですが、20年使えて50万円だとパナソニックの食洗機2台買えるのでトータルコストで考えるとあまり変わらず?
そんなことを考えながらオープン!
食器を入れる棚が3段もある!凄い!
下から見ていきましょう。
一番下は丼とか深めのスープ皿や調理器具が入れられるように少し深め。
横に何かの小物類を掛けられるラックもありますね・・・。
次に真ん中の段を・・・。
うーん・・・。何を入れるのかな?
小さめのお皿とかお椀?
私の自宅に入れている食洗機はパナソニックのスライドオープン(引き出し式)なので、この深さの棚は何を入れるのがベストなのか良く分かりませんね・・・。
最後に最上段を見てみます。
何やら薄いトレーみたいのが・・・。
・・・。
なんか色々入ってる!!!
なんかスゲェ!こんなにいっぱい細かい物は自宅には無い!
このトレー、いわゆる「カトラリー」を入れるスペースだそうです。
お箸だのフォークだのスプーンを入れるスペースですって。
そしてミーレの食洗機って、本体の内側がステンレスなのですね。
このステンレス内装が長持ちの秘訣とか・・・。
洗浄用ノズルも下段、中段、上段と3本付いていますね。
各段ごとにノズルが良い感じに付いていますね。
さすが舶来物!
ミーレの食洗機、やはりかなりの量が食器が入りますね・・・。
だけどもだけど!
60cm幅の食洗機、デメリットもあるのですよ。うん。
60㎝幅の食洗機、デメリットはコレ!
食器沢山入って良さそう!とは思いましたが、実はちょっとしたデメリットもあるのです。
新築で最初から60cm幅の食洗機を付けるなら大して問題にはならないのですが、リフォームで60cm幅の食洗機を取り付けようとすると気を付けなくてはいけないことがあります。
後から200Vの電源を引っ張るのは大変!マンションだとかなり難しい・・・。
ミーレの食洗機に限らず、パナソニックの60㎝幅食洗機もそうなのですが・・・。
60㎝幅の食洗機は200V電源が必要なのです。
しかも独立電源(食洗機だけの200V電源回路)が必要なので途中から分岐したりは不可!
ブレーカーに食洗機用200Vの回路を作らないとだめなのですよ。
後から200Vの電線を引っ張ってくるのは結構大変なのです。
2×4の住宅やマンションはかなり難しいと思ってください。
・・・キッチン内に分電盤があればまだ出来ますけどね。
ついつい予洗いしたくなるけど、ミーレに関してはそのまま入れる方が良いです
日本の食洗機に慣れていると、食洗機に食器を入れる前に軽く水で汚れを流しちゃいますよね?
でも、ミーレはその「予洗い」をしてしまうとかえってきれいに食器を洗いにくくなるんだそうです。
ミーレの食洗機が開発された国、ドイツは水が貴重!
なので予洗いして流す水道がもったいないのだそうです。
だから予洗いをしないでそのまま食洗機に入れて下さい。
そうすると、食洗機側で汚れがキレイに落ちるように調整してくれます。
さらに食洗機の最後に食器を乾燥させてくれるのですが・・・。
ミーレの食洗機、パナソニックみたいに乾燥ヒーターは付いておりません!
え?食器乾かないの?毎回ビチョビチョ?
・・・あ、そんなことは無いです。
ちゃんと乾きます。
ただ、ミーレの食洗機は「高温すすぎで使ったお湯の余熱」で水分を蒸発させるので、なるべくギチギチに食器を詰めないと乾きずらいのです。
隣り合っている食器が近い方が熱が逃げにくいので水分が飛びやすいのです。
なのでミーレの食洗機で上手に食器を洗って乾かすのにはちょっとしたコツが要ります。
パナソニックの食洗機みたいに「食器の数が少なくてもヒーターの温風で乾く」という状況にはなりにくいんですって!
※ミーレの担当者さんに教えてもらいました(*´▽`*)
ミーレの食洗機を使う際には「なるべく食器を予洗い無しでギチギチに詰める」が正解です。
今まで食洗機を朝晩使っていたお家は夜1回にした方が良いです。
その方が結果的には効率良しです。
・・・ただ私の気持ちとしては「朝食の食器を夕飯まで食洗機の中で放置」はちょっと・・・。
だから私の自宅はパナソニックの45㎝タイプですね。
毎回食器洗いたくない人は、ミーレの食洗機はお勧めですね。
既存の食洗機が45㎝タイプの場合は60㎝への入れ替えはなかなか大変!
最後に物理的な問題なのですが・・・。
既存食洗機がジャパニーズスタンダードの45㎝幅の場合、ミーレの60cm幅の食洗機を入れるのはかなり工事が大変です。
システムキッチンってキャビネットの組み合わせで作られているので、既存の食洗機が45cm幅の場合はキャビネットの関係で60cmは入りません。
既存キッチンの組み合わせで「食洗機の隣のキャビネット」が15㎝なら何とかなります。
でも既存食洗機の隣に15㎝のキャビネットを入れている人は見た事ないです、私。
なので60cm幅の食洗機はキッチンの丸々リフォームで入れ替えないと難しいです。
まとめ!60㎝幅の食洗機をリフォームで入れるのは結構工事が増えます・・・。
食器は沢山入って便利なミーレの食洗機、スペースや電源の問題が解決できればかなり便利だと思いますね。
私も自宅のキッチンを丸々リフォームするときには入れてみたいですね。
60㎝幅の食洗機をお考えの方はキッチンリフォームが得意な業者さんに頼んだ方が良いと思います。
・・・そんな時に役に立つのが一括見積サイトです。
60cm幅の食洗機を普段から施工しているようなリフォーム店を一括見積サイトで探してくれます。
しかも紹介料金や見積もり、プランニングは無料です!
一括見積サイトにありがちな「一回でも問い合わせをしたら営業電話が鳴りやまない!」なんてこともないので安心して使ってみて下さいね。
間口60㎝の食洗機を付けて見たい方、是非一括見積サイトにお問い合わせを。
無料ですよー。
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