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肩回りにお湯を出してくれる高級システムバスの機能はお勧めなのか?肩湯のオプションを語る!

お風呂のリフォーム
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肩回りにジャバジャバとお湯を出してくれる「肩湯」機能…。

憧れている方も多いのではないでしょうか?

昔少し流行ったジェットバスとは違い、バスタブ内のお湯をポンプアップして肩にお湯を掛けてくれる機能になります。

TOTOさんは「肩楽湯」、LIXILさんは「アクアフィール」なんて言っていますね。

果たしてこの機能、本当にお勧めなのでしょうか・・・?

リフォーム屋さんが本業の私がお伝えする「肩湯機能は本当にお勧めなのかどうか?」を今回は記事にしたいと思います。

肩湯は本当にお勧め?ジェットバスとは違うの?ゆったり入浴にはどうなのーー!

バスタブの淵からお湯が出てきて、肩回りを包むオプション。

それが肩湯です。

各社色々な名前を付けていますが、ここは「肩湯」で書いていきたいと思います。

確か一番最初に出したのはLIXILさんだと記憶しています。

この肩湯機能、昭和の終わりのジェットバスに変わるお風呂の革新的オプションだと思います。

古いタイプのジェットバスが廃れてしまったいくつかの理由があります。

1つ目は騒音、そして2つ目がお湯が冷めるという問題です。

昔のジェットバス、ポンプが大きくて浴室の外(つまり屋外)に設置する形が多かったのですが、これが結構うるさいんです。

割と込み入っている住宅地だと、お隣の家との距離も近くジェットバスのブロワーポンプが「ブゥオオオーーーー!」という音が結構響きます。

そしてそれが古くなると防振ゴムもダメになってきて、さらなる爆音に!

結果「付けてみたけど、使っていたのは最初だけ」という状況になることが多いようです。

そして2つ目。

昔のジェットバス、外の冷たい空気をポンプで浴槽にブクブクするのでお湯が冷めるのが非常に早いんです。

ジェットバスを使っている最中にお湯の温度が下がってきているのが実感出来るレベルでお湯が冷めていきます。

しょうがないと言えばしょうがないのですが、家族でお風呂を使う場合、誰かがジェットバスを使うと毎回追い炊きが必要になるんです。

結果的にガス代が多く掛かるんですよ、昔のジェットバス。

景気の良い時代なら露知らず、「何をしても税金で持って行かれる」この令和の世の中では廃れてもしょうがないのかなと・・・。

ジェットバス、マッサージ効果が強く、ブクブク感が非常に心地よかったので好きな方は好きなのですけどね。

やはりランニングコストが悪いので徐々に廃れていってしまいました。

空気を送るのではなく、お湯をグルグル循環させたらどうだろう!?やってみたら案外良かった!

そんなジェットバスの欠点もう少しだけどうにかできないか?と各社住設メーカーさんが知恵を絞って考えたのが「肩湯」機能でした。

TOTO シンラカタログより引用

こちら、浴槽の中のお湯をポンプで吸い込んで、肩のあたりにドバーッとお湯を出してくれます。

そしてそのお湯の幕が薄いんです。

お湯の幕が薄いとどうなるか?

身体に良い感じでまとわりつくのです。

そうするとお湯の量を少なくしても身体が温まります。

半身浴に向いているんです、肩湯機能。

バスタブに全身つからなくても半身浴で十分に温まります。

TOTO シンラカタログより引用

これこそが肩湯の最大のメリットなのです!

お湯を大量に使わなくても身体が温まる。

このSDGSだのなんだのの時代に優しいじゃないですか。

しかも水音(お湯の音?)が心地よいのです…。

ただ…。

どうしても「あの問題」は出ます。

そう、「お湯の温度が下がる問題」です。

冷たい外気をブロアーで送るよりかは幾分マシなのですが、お湯をポンプアップして循環させるのでどうしてもお湯が冷めます。

しかし、お湯の量が少なくても使える肩湯の場合、追い炊きするお湯の量も少なく使えるので多少ガス代が安くなります。

逆に肩湯の場合、あまり熱めのお湯でやるより少し温いかな?ぐらいで使った方が良い感じなのです。

もっとも家族がいる場合は「全員が肩湯を使う」前提になりますけどね( *´艸`)

肩湯を付けたいと思う方へ。デメリットは理解したうえで採用をお願い致します。

最後に「肩湯を付けたい!ゆったりとしたバスタイムを過ごしてみたい」という方へ。

肩湯はメリットが沢山あるお勧めのオプションだと思います。

予算に余裕がある方ならお勧めなのですが…。

どうしても世の中には「良い事と悪い事」があるのです。

箇条書きでまとめてみます。

<良い点>
・半身浴の水位でもしっかり身体が温まる。
・程よい水流が身体を楽にほぐしてくれる。
・バスタブ内のお湯をポンプで回すので、お湯を無駄に使わない。
・ポンプユニットの作動音が割と静か。

<悪い点>
・お湯をグルグル回している間にお湯が冷める。※熱いのが好きな人には向かない。
・ポンプ内や配管経路に汚れが付いてくる。※薬剤による清掃は毎月1回お願い致します。
・ポンプが故障したときに交換+作業工賃が割と良い値段がする。※20万円前後掛かります…。

メリットの方が多いですね!

掃除の手間が増えるのですが、お風呂の追い炊き配管の清掃と併せて肩湯の配管清掃も出来るので「毎月1回の定期行事」と捉えておけばそこまで面倒ではないかと思います。

専用の薬剤はお風呂メーカーさんから買えますが、ホームセンターやドラッグストアでも購入可能です。

各社の「ふろがま洗浄剤」(一つ穴用)は肩湯機能を持ったお風呂の配管清掃に利用可能です。

毎日肩湯機能を使う場合は確実に月に1回の配管清掃をお願い致します。

じゃないと汚いお湯がグルグルと回ることになりますので…。

最後に私が自宅に肩湯機能を付けるかどうか聞かれた場合の回答は…。

「付けます」

予算があれば付けたいオプションの一つです!

毎日のお風呂が好きな人なら是非お勧めしたい機能ですね。

このような高級なお風呂の場合、実は各リフォーム店さんでかなり金額に差があります。

私が知っている限り、中小のリフォーム店さんは大体定価の30%引きぐらい。

大手でメーカーさんとの取引量が多いような所は定価の45%引きぐらいまでです。

一般的な普及品のお風呂の場合は50%~65%引きになりますね。

安くて安心な工事を頼めるリフォーム店さんを探すのは実はそんなに難しくないんです。

それは…。

一括見積りサイトを使う事です。

一括見積りサイトなら登録されている優良リフォーム業者さんから無料で見積もりやプランニングをもらえます。

さらに数社から見積もりをもらえて比較検討も可能です。

皆さんもお風呂のリフォームの際はちょっと予算を多めにして「肩湯」機能のオプションを付けてみてはどうでしょうか?

思っているより、かなりリラックスできますよー!

お見積もりのご依頼はコチラまで!

(PR)タウンライフリフォーム