エライ長いタイトルになりました。
私がもう一つ運営している雑記ブログ「ポテポテブログ」にも書いたのですが、自宅リビングのエアコンが11年目にして壊れました。

一般的にエアコンは10年が交換の目安と言いますから、しっかりと交換目安で壊れたわけです。
こちらのリフォームブログの方はエアコンの選び方と施工に関する注意点をメインに説明して行こうと思います。
エアコンってかなり奥が深いのです・・・。
お掃除機能付きのエアコンは必要なのかどうか?私は無い機種を選定しました!
この記事を書いているのは5月末なのですが・・・。
関東圏に住んでいる私としてはそろそろエアコンを使う日が出てきます。
冷房・・・として使うよりかは主に除湿ですね。
自宅リビングのエアコン、築20年目にして3台目になります。
新築入居時はシャープ、2台目は日立、そして今回は三菱重工のエアコンです。

「三菱のエアコン」と一口に言っても、実は「三菱電機」と「三菱重工」と違うんですよ。
知っていました?
三菱電機の方は総合電機メーカーとして三菱重工から独立したメーカーです。
主に電機製品全般を扱う会社で、エアコンのブランドは「霧ヶ峰」になります。
今回、私が自宅に選んだのが「三菱重工」のエアコンで、ブランドは「ビーバーエアコン」です。
重工と言う通り、船舶やロケット、航空機関連まで全てやっているメーカーですね。
その中のビーバーエアコン、コンプレッサーやエアコンのシロッコファンが航空機からの技術で作られているため、非常に性能が良いです。
霧ヶ峰の方はセンサーが細かく制御してくれるエアコン・・・だそうです。
そして省エネ性能がトップクラス!
しかし・・・、今回なぜ重工のエアコンにしたかというと、単純に「三菱電機」のエアコンより安かったというのもありますが、重工のエアコンは肝心のコンプレッサーが丈夫!というのが一番の決め手です。
そして室温設定が0.5℃刻み。
入れ替える前に設置していた日立の「白くまくん」は2014年モデルは室温が1℃刻みだったので「冷房25℃だと寒いんだけど26℃にするとなんとなく暑い」という事がありました。

その辺も踏まえて今回は0.5℃刻みが出来る三菱重工の「ビーバーエアコン」に。
さらに余計な機能を極力省きたかったため、一番ベーシックなお掃除機能無しのグレードにしました。
お値段、2024年度モデルの5.6kwタイプ(木造18畳タイプ)で10万円ちょっと。
楽天、アマゾン、ヨドバシ、カカクコムと色々見比べたのですが、楽天の買い回りフェア中に買うのが一番お得だという事に気が付き、楽天で購入。
リビングのエアコン、一番稼働時間が長いので本来は省エネ性能が高い物の方が良いのですが、昨今のエアコンは「省エネモデル=お掃除機能付」になってしまうのでちょっと困るんです。
この「省エネモデル=お掃除機能付」の流れは今後も続くと思います。
本当は省エネモデルでもお掃除機能無しと言うのをメーカーさんが作ってくれると一番良いんですけどね。
これ、少し調べたら高付加価値を付けないと省エネモデルにしてくれないらしいのです。
富士通のエアコンが唯一省エネモデルでお掃除機能が付いていないのですが・・・。
お高いんですよね、うん。

結局三菱重工が一番お安い・・・!!!
省エネエアコンって省エネタイプじゃないエアコンと比べて、実売価格が10万円ぐらい高い事もザラなんですよね・・・。
しかしちょっと調べたら「省エネエアコンは年間で15,000円ぐらいお得!」と・・・。
あれ?年間で15,000円?
一か月じゃなくて?
年間で15,000円?
それなのに省エネじゃない機種より10万円ぐらい高いの?
と、いう事は7年目ぐらいにようやくトントンになると・・・。
いや、自動お掃除機能が付いている機種は、分解清掃の金額も1回で30,000円以上しますからね。
3年に1回分解清掃を頼むとすると、それだけで60,000円以上追加!
お掃除機能無しのエアコンだと18,000円ぐらいで分解清掃できますし・・・。
なので、私は自宅リビングのエアコン、一番ベーシックなモデルにしたんですよ。
最終のコストで考えればそんなに変わらないという事が分かったので・・・。
※今回買ったエアコン、省エネ数値のAPFは5.0なので省エネタイプでは無いです。
隠蔽配管にマルチエアコンは最悪!家を作る時には考え直してー!
最後にこれはやらない方が良いよ!というNGを紹介します。
家を新築する時の話ですがね。
木造住宅で時々エアコンの配管が「あれ?この配管どこを通って外に繋がってるの?」と言うのを見た事は無いでしょうか?
外壁に面していない壁に取り付けられているのに配管が出ていないエアコン、それは隠蔽配管のエアコンです。
壁の中や天井裏に先にエアコンの配管を通して、後からエアコンを繋ぐやり方です。
この方法の良い所はエアコンを取り付ける場所が限定されない所、そして配管が目立たないように設置できるので見た目がスッキリするところ。
しかし・・・。
この隠蔽配管のエアコンは家庭で使うには本当にお勧めできないのです。
通常の壁掛けエアコンの工事をじっくり見た方なら分かると思うのですが、壁掛けエアコンと室外機を繋いでいる管、あれ冷媒管っていうのですが・・・。
冷媒管って古いエアコンから新しいエアコンに交換する時にかならず新しく交換されていますよね。
冷媒管って銅管なのですが、あれ実はそんなに丈夫じゃないんです。
基本的に壁掛けエアコンの場合は、エアコンを交換するごとに冷媒管も交換するんです。
隠蔽配管にしてしまうとおいそれと冷媒配管の交換が出来ないのです。
するとどうでしょう。
隠蔽配管はエアコンを交換しても配管が新しくならないのです。
さらに冷媒管が長くなるとエアコンを設置した時に追加でガスを入れないとダメだったり・・・。
エアコンを交換する際には配管内部のクリーニングが必要だったりと色々大変なのです。
そして隠蔽配管のエアコンを交換する時には業者さんを選びます。
いわゆる「空調屋さん」でないと交換が難しいんです。
家電屋さんで「隠蔽配管のエアコンなんですけど」と言うと施工そのものをやってくれない事も多々あります。
隠蔽配管、あまり良く無いんですよ、実は。

ちなみに、私が一番お勧めしないエアコンの設計は「マルチエアコンの隠蔽配管仕様」です。
マルチエアコンと言うのは「室外機が1台に対して複数の室内機が設置できるエアコン」です。
普通のエアコンは室外機1台に対して、室内機が1台というセッティングになりますが、マルチエアコンは室外機を減らせるので、家の外が室外機だらけになりません。
4LDKの住宅、全ての部屋にエアコンを付けても室外機だらけにならないのでマルチエアコンはお勧め・・・って言われるのですが、実はお勧めじゃないのです。
マルチエアコン、室外機が壊れるとその室外機に付いているエアコンは全部交換になります。
またその逆もあって、室内機が1台ダメになってダメになった室内機だけ交換・・・が難しいです。
※設置して10年ぐらい経っている場合は大体システムごと交換になります。
ようは「マルチエアコンのシステムごと交換」になるパターンが非常に多いです。
さらに3台マルチ(室外機1台に3部屋分の室内機)のタイプのエアコンだと工事費を含めて40万円以上掛かる場合もザラです。
※リビング、寝室、子ども部屋なんかの200Vマルチなんか組むとかなり高額です。
室外機を何台も外に置きたくないんだよねーという方にはお勧めなのですが、後々のメンテナンスコストや交換費用を考えると通常の1対1のシングルエアコンの方が良いと思いますよ。
私の自宅ですか?
私の自宅は普通の1:1のシングルエアコンを各部屋に付けております。
その方が後々の事を考えると安上りですからね!
これからご自宅の新築をお考えの方・・・。
マルチエアコンの隠蔽配管はお勧めしませんので・・・。
そしてリフォームでマルチエアコンを普通のエアコンに交換したい方・・・。
こちらのリンクから良い業者さんを無料で紹介しております。
どちらもプランニングやお見積もりは無料です。
お気軽にお問い合わせくださいね。
(PR)