「当社のリフォームは自社施工です。」なんてキャッチコピーを売りにしているどこかのリフォーム屋さんを街で見かけた事がありますが･･･。
これ、リフォームの内容によるんですよね。
簡単な設備交換工事なら恐らく自社施工でやっているのでしょうが、フルリノベーションみたいな工事で全て自社施工という会社はほぼ無いと思います。
この記事は「自社施工でやっている会社とそうではない会社」の違いについて説明していきます。
では、業界人のポテポテおじさんが裏事情を交えてお話致します。
自社施工で色々やっている会社とそうじゃない会社のメリットデメリット
「当社の施工は全て自社の職人が施工しております」
うん、たまにそういう会社さんあります。
見積もりを取った担当者がそのまま施工もやるような「自社施工の会社」は割と安いお値段で工事をしてくれることが多いです。
※画像はイメージです(*´▽｀*)
これは自社の施工担当（または見積もりのみの担当）が見積もりにいって自社の施工担当の職方さんが施工するから、中間マージンを省けるんです。
それ以外の会社は元請けの担当が見積もりをして、施工は下請けさんの会社がする形になります。
下請けさんの施工費に元請けの利益を載せるので、自社施工の会社よりかは施工費が上がります。
通常の工務店さんだと大体25%位は施工利益を載せることが多いので、自社施工の会社より割高になりますね。
じゃあ、全部自社施工をしている会社に頼めば良し？となりますが･･･。
自社施工を売りにしているリフォーム会社さんってそんなに多くないと思います。
そして会社の規模が大きくない所が多いので、比較的商品は割高なことが･･･。
逆に大手のリフォーム会社さんだと商品の仕入れが大量なので、商品代は割安だったりするんです。
最終的な金額でいうと、実はそこまで総額は変わらないことがあります。
さらに自社施工でやっている会社さん、職方さんを何十人も雇っているなんてところはほぼ無いので、現場が立て込んでいる時はかなり待たされたりもします。
その辺りを天秤に掛けてどうするかですね。
自社施工と他社施工の大きな違いとは？
自社で全て施工担当の職方さんを雇っています！なんて会社さんはほぼ無いと思うのです。
実際に多いのが「大工さんと水回り設備の施工担当者は自社の担当者」という所です。
他に内装屋さんも自社です、なんて所はあまり無いような･･･。
逆に言うと、全ての工事を自社で職方さん抱えていますなんて所を探すのは難しいと思います。
だって現代日本の建築現場って、職方さんの細分化が進んでいるので「これしかやりませんよ」という状況が多いです。
昔みたいに「一人の人が大工工事をしながら設備関連の工事もして、ちょっとした内装工事もやりますよ」なんてことはほとんど無いです。
※たまにそういう器用な人が居ますが･･･。
なので、全て自社施工の会社さんって多分無いハズ･･･。
逆に大工さん、設備屋さん、内装屋さん、電気屋さん、外構屋さんを全て自社の職方でやっております！という所があったら尊敬します。
それぐらい全て自社施工は大変なのです。
そのため、メインの所だけは自社施工、後は下請けさんにお願いのパターンが多いかと。
自社施工の会社の良い所って「職方さんが社員なので打ち合わせした事がツーカーで通りやすい」という所だと思います。
それと施工単価が安く抑えられる所ですね。
では下請けさんに頼んでいる所がダメかというとそういう訳でも無いのです。
元請けが施工管理をするので、下請けさんの仕事がちゃんとされているかどうかのチェックが働きます。
第三者の目が働くということがメリットですね。
少し施工単価は上がりますが、一般の人がリフォームをする場合は少し安心ですね。
逆に業界の事が良く分かっている人や、現場の管理は施主自らやるぞ！という方は自社施工の会社さんに頼んでも良いかもしれません。
良い業者さんを探すコツは一括見積りサイトの利用！
最後に良いリフォーム会社さんを探すコツです。
一番良いのは「あの会社良かったよー！」なんていう友人、知人の紹介です。
でも、そういう情報ってあまり出回らないのです。
じゃあどうすれば良いかと言うと、こういう時に役に立つのが一括見積りサイトです。
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